| 出典1:「歯科における薬の使い方」森晃 東海大学医学部産婦人科学教室 デンタルダイアモンド 出典2:「歯科における薬の使い方」 椎木一雄 磐木共立病院歯科口腔外科 デンタルダイアモンド 出典3:医歯薬出版株式会社 「歯科医院で使う薬の安心マニュアル」 土肥敏博 他編集 出典4:「イザという時、この処方!」伊藤春生 監著 quintessence book |
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出典3
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アセトアミノフェンは通常の使用量(1日1g、最大2.6g)で妊娠中に投与しても胎児への副作用の報告はない。 ピリン系鎮痛剤は催奇形成の報告があり、妊娠中に投与しないほうがいい。 NSAIDsは胎盤通過性があり、母体に投与されたほとんどすべてが胎児に移行する。 妊娠中にNSAIDsが投与されると、プロスタグランディンの生成阻害を介して胎児の動脈管を収縮させる。このため、胎児では肺高血圧と右心不全が生じる。 |
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1.母体の状態 1)妊娠は生理的な現象であるが、母体に対する付加は大きく、ストレスに対する許容量は減少する。 2)薬剤の体内動態の変化 @ 妊娠すると循環血液量が増加する。腎血流量の増加に伴い腎クリアランスが増し、排泄能が促進されるため、血中濃度は低下しやすい。 A 反面、相対的に血清アルブミンは減少するので蛋白結合率は低下し、血中に遊離型の薬剤が増加する。 妊娠中毒症ではさらに血清アルブミンの減少、腎機能の低下が強くなり、遊離型の薬剤の排出が遅延して薬剤の作用が強く現れる。 2.薬剤の胎盤通過性 母体に投与された薬剤は、単純な拡散により胎盤を通過して胎児に移行する(抗菌薬の経胎盤以降率は20〜30%である)。 3.胎児に対する影響 @ 受精から着床までの一週間は、母体と有機結合がないので薬剤の影響は受けない。それ以後、約12週頃までが胎児の器官形成期で、種々の奇形が生ずる時期である。 A 妊娠末期では薬剤の胎児への移行が問題となる。胎児の薬剤代謝能と排泄機構は未熟で、胎盤を介して移行した薬剤は胎内に残留し、胎児血中濃度は母体より上回ることがある。分娩直前に投与された薬剤は経胎盤移行により胎児中に分布、組織中に蓄積し、出生後異常な症状(クロラムフェニコールによるグレイ症候群、テトラサイクリンによる黄疸など)が発現することがある。 B 新生児は代謝臓器の肝、排泄臓器の腎機能が未熟なので、出生直後に投与された薬剤は体内に蓄積され、臓器毒性を惹起させることがある。また、脳血流関門が完成していないので薬剤は脳へ移行する。 |
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1.妊婦に抗菌薬を投与する際の留意点 @ 臨界期の3〜12週前後までは催奇形性のある薬剤、毒性の強い薬剤の使用は禁忌である。 A 抗菌薬ではテトラサイクリン、サルファ剤で催奇形性、胎児・新生児毒性が確認されている。 2.臓器毒性の少ない薬剤を選択 @ 妊娠の全期間にわたり安全に使用できる抗菌薬は選択毒性に優れ、吸収排泄のすみやかなβラクタム薬である。 A マクロライド薬も安全性に優れているが、胎児は代謝能が未熟なため、薬剤が胎内に残留することによって起こる臓器毒性に注意する。 B 前記の2薬剤はいずれも常用量投与が可能であるが、投与期間は必要最小限にとどめ、長期投与は避ける。 C テトラサイクリンは胎児、新生児の骨や歯牙に着色し、骨、歯の成長阻害を引き起こすので、使用は差し控える。 D ニューキノロン薬は妊婦に対する安全性が確立されておらず、小児に対して腎毒性、神経毒性があるので使用すべきでない。 |
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@ βラクタム薬 塩酸セフカペンピボキシル(フロモックス)、セフテラムピボキシル(トミロン)、セフポドキシムプロキセチル(バナン)、 セフジトレンピボキシル(メイアクト)、塩酸レナンピシリン(バラシリン) A マクロライド薬 クラリスロマイシン(クラリス)(クラリシッド) |
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